平壌ではボラを食べる
暑いですね。。夏が大嫌いな僕ですが、こんな時期にこそスタミナをつけないといけない。
世の中にはスタミナ食と称される食材は沢山ありますが、お隣の国・朝鮮民主主義人民共和国(通称・北朝鮮)の首都平壌では、ボラのスープを食べるんだそうです。
ボラっていうと、釣り人には「肉が臭い」というので大変不人気な魚として日本では有名なようですが、
平壌の中心部を流れる大同江の水質は非常に綺麗なので、水質の影響を受けやすいボラの肉質も良くなり、栄養価も非常に高くなるようです。
なので、ボラのスープは平壌市民のソウルフード(字面が地味にじわる)であると同時にスタミナフードでもあるわけです。
最も、1985年に大同江の源流付近にダムが建設された事が原因で大同江にボラが来なくなり、
ボラのスープは、かつてより平壌の名物料理で、
「平壌でボラのスープを食べぬうちは結構と言うな」と言われたそうです。
また平壌では大切な客人をもてなす料理としても有名で、昔の人は訪問先でボラのスープを振舞われると平壌に来た事を実感したと言います。
なかなか気軽には行けない国の料理ではありますが、無類の魚好きの僕としてはぜひ一度くらいは味わってみたい料理の一つです。